社説を要約して文章力・論理力向上プログラム 23日目
2月10日 日本経済新聞社説「M&Aリスクの丁寧な説明を」の要約です。
上場企業の決算で、過去に実施したM&A関連の損失を計上する例が増えてきた。特に目立つのは、買収額と対象企業の純資産の差である「のれん」や、買収先の「営業権」といった見えない資産から発生する損失の処理だ。こうした会計処理を減損という。減損会計の前提となるのは、事業が将来にわたってどの程度の収益を生むかという見積もりだ。
有価証券報告書を丹念に読めば、減損についての経営判断を知ることができる。
企業は決算内容を平易に図解した説明資料などを活用し、減損の可能性について踏み込んだ説明を試みるべきだ。